【美容ジャーナリスト 永富千晴さん】 感情が昂りやすい時は、どこか懐かしさのある香りでケアを。

私が本格的にボディオイルを使い始めたのは高校時代まで遡る。いま振り返るとひじょうにマセていたこともあり、当時流行っていた植物由来のボディオイルを使い、日々マッサージをしていた。ピチピチの時代でもある。”痩せるため” ”むくみをとるために” と、必死に毎日マッサージ。もう、30年以上も前のことになってしまうけれど、以来、ボディオイルをほぼ欠かしたことがない。お陰で、ボディオイルを通して、実に色々なことを学ばせていただいている。

ある日、オイルによるプロのマッサージを受けている時に、貴重な体験させられたことがある。今まで忘れていた記憶が走馬灯のように蘇ったこと。また、長くボディオイルでマッサージをしていたせいか、むくみや凝り、滞りに対して、自身でも表層状のことは対処できるようになったこと。体調が悪くなりそうだな、という時も、ボディオイルでのマッサージを加えることで、ある程度、しのぐことができるようにもなった。また、亡き父の闘病中は、今までの経験を生かして、ほぼ毎日ボディオイルで父のマッサージをしていた。薬剤の影響で、冷たく、硬く、乾燥した足先ではあったのだけど、少しでも体温が伝わりますように、と、その思いをボディオイルと共に。

これは本当にごく一部の出来事だけれど、それくらいボディオイルは、自分だけでなく、大切な人とのコミュニケーションとしても役立ってくれる、とても懐に近いアイテムなのだ。

さて、あまたあるボディオイルの中から”どこの子をパートナーに選ぶべきか”ということを
しばし尋ねられることがある。そういう時、”トキメキ”を感じることが一番、と応えてきたのだけど、今の状況下では正直、なかなか難しい。

2021年へと向かう、新しい未来に向かって、「生活の見直し」や「生き方の見直し」などを心のどこかで考えがちなこの時期は、感情が高ぶりやすかったり、高ぶった感情にさえ気づかずに、”見えないストレス”と日々向き合っていたりする。なのであえて具体的に書かせていただくと、「懐かしさ」や「以前に嗅いたことのある香り」をおすすめしたい。

というのも、香りのスペシャリストから、嗅いだことのある香りは、学術的にもホッとしたり、穏やかな気持ちへと誘ってくれる、と伺ったことがある。自分をあえて刺激しすぎない、ということも、心のストレスを緩和してくれるから、とても重要だったりするのだそうだ。

私自身がそんなちょっぴりセンシティブな心持ちだったこともあり、<yayoi>の和を感じさせる「ヒノキ」や「柚子」のマッサージオイルとの出会いは、まさに絶妙なタイミング。
”あえて他の要素は捨て、新しい時代の和を追求した”というこの香り立ちは、西洋の香りにも慣れてしまった人でも、スッと入っていける透明感と鮮度の高さが何よりも魅力だ。

おそらく、こんな魅力的な香りを誕生させることができたのは、長くスパに精通していたり、心地よさを追求し続けているプロダクトプロデューサーだからゆえであろう。

そして、使い方なのだけど、やはり、香りを意識した使いかたが<yayoi>にはあうと個人的には思っている。「保湿」という目的は、もちろんのこと、それ以外のプラスαの効果を感じることができるからだ。全身を毎日マッサージするのはハードルが高いので、まずは、「首」「首筋」「デコルテ周り」などの呼吸器に関係するところから、初めてみて欲しい。さらに、疲れがたまりやすい「腕」、そして、第2の心臓と言われる「ふくらはぎ」なども。

ヒノキは、気分を落ち着かせたり、抗菌作用などでも注目されている成分。そして、柚子はリラックス効果が高く、また血管、血流など、健康美にも深く関係している。

そしてオイルの滑らかさに手を委ね、マッサージしつつ、深く呼吸しながら”いい匂いだな”ということに意識を傾けてみる。
すると、とても静かな気持ちが訪れてくる。最初は15秒でもいい。少しずつ・・・。

雑味のないオイルだから、雑念から離れやすいのかもしれない。
<yayoi ボディオイル>で脳や心のデトックスすることで、まず、自己メンテナンスを。少しづつの調整し続けることで、きっと周りにもいい影響が及ぶはずだから。

 

 

Profile
永富千晴

美容ジャーナリスト。レギュラー連載・トークショー・ラジオ・TVに加え、美容特集の監修や企画も手がけ、美容を切り口に、いきいきした女性のライフスタイルを提唱。アラサー・アラフォーの絶大な信頼を得ている。美容専門のプロダクション(有)J・bureau(Jビューロー)代表。業界初の会員制ビューティコミュニティサロン「club C.」運営。


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